ジャガイモの育て方|夢印栽培30年

自家栽培のジャガイモは抜群! 美味しく作るコツを。

ジャガイモ肥料|元肥と追肥

ジャガイモを育てる時も、肥料は必要不可欠です

 

大きなジャガイモをたくさん収穫するためには、 生育途中で適切な肥料を切らさないことが重要になります。

ただし、肥料を多く与えすぎると、 生理障害が出たり、病害虫が寄りやすくなったりすることがあります。 ジャガイモは、肥料の量とタイミングを守って育てることが大切です。

ここでは、春に栽培するジャガイモを中心に、 元肥追肥の与え方について、分かりやすく解説します。


■ ジャガイモに必要な肥料の考え方

ジャガイモは、タネイモの中にある程度の養分を蓄えています。 そのため、植え付け直後は肥料が少なくても、 発芽して生育を始めることができます。

しかし、タネイモの養分だけでは、 茎葉を伸ばし、地下でイモを肥大させるには不十分です。 途中で肥料が切れてしまうと、 イモが大きくならず、収量が落ちてしまいます。

一方で、多肥にすると、 茎葉ばかりが茂る「つるぼけ」状態になりやすく、 イモの肥大が悪くなる原因にもなります。

そのため、ジャガイモ栽培では、 必要な量を、適切なタイミングで与えることが重要になります。


■ 地植えの元肥の与え方

元肥とは、植え付け前や植え付け時に土に施す肥料のことです。 ジャガイモ栽培では、植え付け時に元肥を施します。

地植えで育てる場合、 使用する肥料は窒素・リン酸・カリが 8:8:8程度の化成肥料や、 ジャガイモ専用肥料で問題ありません。

ジャガイモの場合、 タネイモを植え付ける際に肥料を施すのが基本です。 まず、深さ5cmほどの溝を掘り、 タネイモを等間隔に並べます。

その上に2〜3cmほど土をかぶせ、 1㎡あたり100g〜150gを目安に肥料をばらまきます。

さらに、その上から10cmほど土を盛って、 タネイモと肥料が直接触れないようにします。

ジャガイモは、そうか病にかかりやすい野菜です。 防除のため、石灰の施用量は少なめにし、 1㎡あたり50g程度に抑えます。

堆肥を入れる場合も、 多量に施す必要はありません。 1㎡あたり500g程度を目安に、 よく耕して土になじませます。


プランター・容器栽培の元肥

プランターや容器でジャガイモを育てる場合、 市販の培養土を使うことが多くなります。

市販の培養土には、 あらかじめ元肥として肥料が含まれているため、 基本的には追加で肥料を入れる必要はありません。

培養土の種類は多くありますが、 水はけと水もちのバランスが良いものであれば、 野菜用培養土で十分です。

最近では、ジャガイモ専用の培養土も販売されています。 初めて栽培する方や、 確実に育てたい方は、 専用培養土を使うと安心です。


追肥の与え方とタイミング

芽かき後に1回目の追肥をします

 

ジャガイモ栽培では、 元肥だけでなく追肥も重要になります。

追肥は基本的に2回行います。 1回目は芽かきをした時、 2回目は蕾が見えてきた頃です。

これは地植えでもプランター栽培でも同じですが、 環境によって肥料の効き方が異なる点に注意が必要です。


■ 地植えの場合の追肥

地植えで追肥を行う場合、 元肥と同じ肥料を使用して問題ありません。

1回の追肥量は、 1株あたり10g程度が目安です。

芽かき後に追肥を行い、 その後、花が咲くまでの間に葉色を観察します。

葉の色が薄くなってきた場合は、 肥料が切れているサインです。

その際は、即効性のある液体肥料を 規定通りに薄めて水代わりに与えます。 肥料焼けが心配な場合は、 やや薄めに希釈して与えても構いません。

ただし、花が咲いた後は、 葉色が悪くなっても追肥は不要です。


プランター・容器栽培の追肥

プランターでジャガイモを育てる場合、 水やりのたびに、 プランターの底から水が流れ出ます。

この時、肥料成分も一緒に流れ出てしまうため、 地植えよりも肥料切れが起こりやすくなります。

 

芽かきの方法

 

芽かき後の1回目は、 化成肥料を10g程度与えます。

2回目は、その2〜3週間後に、 同じ量を追肥します。

葉色が悪くなった場合は、 地植えと同様に液体肥料を使って様子を見ます。

追肥を液体肥料だけで行う場合は、 1週間に1回のペースで、 水代わりに与えるようにします。

ジャガイモは、もともと痩せた土地でも育つ野菜です。 肥料を切らさないよう注意しながら、 与えすぎない管理を心がけることで、 地上部と地下部のバランスが取れた生育になります。